2020年8月31日のInfra Study Meetup #5「企業に必要とされているインフラ技術とこれから」にオンライン参加しました。全10回なので、ちょうど折り返しの回となります。
まつもとりーさんはスタンディングで司会進行されていたそうです。
リモートワークでエンジニアの運動不足に拍車がかかっているので、スタンディングデスクを用意するのも面白そうですね。
テーマ
第5回「企業に必要とされているインフラ技術とこれから」
動画
https://www.youtube.com/watch?v=P04oTmX2S3E
Slido
基調講演
P山氏(@pyama86)による基調講演です。
今年でエンジニア10年目なのですが、近年のインフラ技術の変化は本当に目まぐるしいものでした。つい数年前まではプライベート環境で仮想マシンを使用していたのですが、気がつけばクラウドやコンテナ、サーバレス等を当たり前に求められる時代となりました。
企業に必要とされるインフラ技術とは企業の課題を解決するインフラ技術であるというのは、まさしくその通りだと思います。技術の変化は進み、選択の幅が広がりました。それにより、今日はベストプラクティスだったものが、明日にはそうでなくなるようなことは珍しくなくなりました。
技術の変化に伴い、課題に対してのアーキテクチャ設計やコードによる最適解を常に求められ続けられるのか。そういった変化に楽しみを見出せるのかが、今後のモチベーションとキャリアに繋がるということを、改めて考えさせられました。
質疑応答
基調講演終了後の気になった質疑応答をまとめました。
インフラ技術者のキャリア形成についてのご意見をお聞きしたいです。
IaCは製品やサービスが乱立していて覇権が見えにくい状態にあるように感じています。将来的な保守性を考えるとこの先生きのこるのは何を組み合わせていくのが鉄板でしょうか。
インフラエンジニアは今までコードを書いてこなかった人も多いように思います。言語など、どこから始めるのが良いでしょうか…?
P山さんにとって勉強を続けることは楽しいですか?
オンプレで行うコンテナのメリット、デメリットって何が想像できますか?
LT1「組織の壁と戦うための Hierarchical Namespace」
チェシャ猫氏(@y_taka_23)によるLTです。
Hierarchical Namespaceというk8sのプラグインで、階層構造を実現したお話です。
LT後にスライドが追加されたそうです。
資料を見返しましたが、機能についてわかりやすくまとめられていたので理解が捗りました。
LT2「システム監視、何からはじめる?」
かめねこ氏(@kameneko1004)によるLTです。
「サービスが正常であること」を監視するためのお話です。
最近、CPUやメモリの使用率80%アラートに疑問を感じていたため、監視を見直すいい機会になったと思います。
また、監視用のDiscordを作成されたそうなので、監視に興味のある方は参加してみましょう。
LT3「インフラエンジニアのモチベーションの保ち方」
山田 雄氏(@nii_yan)によるLTです。
インフラエンジニアのモチベーションコントロールのお話です。
コロナが続いてモチベーションが低下していたので、参考にしようと思います。
LT4「AWS Security Hubコンプライアンスを100%にすると心が落ち着く話」
資料が公開されたら追加します。
ken5scal氏(@ken5scal)によるLTです。
AWS Security Hubコンプライアンスを100%にすることが目的ではないというお話です。
特定リスクを管理して、企業の内部ポリシーに合わせていくのって大変だけど重要ですよね。
この辺の考え方は、AWS Well-Architectedに通じるところがありますね。
ゆるく振り返り会
気になった振り返りをいくつかピックアップしました。
インフラエンジニアが書けるコードの基準はどれくらいですか?
自分は今大学一年生でインフラに興味がありますが、何から始めたらいいか悩んでいます。
1番印象に残っている技術書
まとめ
今回の勉強会は、インフラエンジニアのキャリアについて考えさせられる内容が多い印象でした。
こういった勉強会に学生さんも興味を持って貰えるのは嬉しいですね。
今ならまつもとりーさんがLTのメンターを名乗り出てくださっているので、チャンスですよ!!
次回の勉強会は9月25日となります。